若者を中心にムーブメントとなっている最強の早期リタイア術「FIRE」とは何か?

雑記

まずは、ファイヤーという概念をしっかりと押さえましょう。

ファイヤーとは
Finance Independence Retire Early 俺の頭文字で
端的に言えば早期退職してお金のためにヘトヘトになるまで働く縛りから
自分を解放すると良いライフプランや概念のことです。

近年欧米の20代から30代の間で、
このファイヤーと呼ばれる早期リタイヤがムーブメントになっています。

ファイヤーは誰でも目指すことが可能な概念として注目

若い年齢でのリタイヤと聞くと、多額の貯蓄が必要なイメージがあるんですが、
このファイヤーは誰でも目指すことが可能な概念として注目されています。

もちろんこのリタイアという概念は新しいものではありません。

しかし、従来のリタイヤというのはビジネスで成功した人や、
起業で成功した人、あるいは親の遺産を相続した人など、特別な成功者しかできない、
というイメージがありました。

しかし今回ブームとなっているこのファイヤーは
誰にでも実現できるというのがポイントです。

テイク

テイク 誰にでも実現できるなら、やってみたいですね!

リタイア後は投資収益を得ることで、経済的自立を目指す

例えば、毎年の生活費を賄えるような貯蓄と節約を意識しながら、
リタイア後も身近に始められる投資の収益を得ることで、
誰でも経済的自立を目指すことができるようになります。

多くのひとが仕事なんてさっさとやめて、できるだけ早くリタイヤしたいですよね。

もちろん仕事が好きでやっているという人は、
引退するなんて考えられないかもしれませんが、
大抵の人は仕事をやっている一番の理由は、やはり生活費を稼ぐためでしょう。

定年を待たずとも、早々とリタイヤすることも可能

だからある程度大きな貯蓄を作り、
そこから得られる投資収益によって生活費を賄うことが出来れば、
別に60歳の定年を待たずとも、早々とリタイヤすることも可能となります。

1つの会社に定年までずっと勤め上げて、
ローンを全額返済して、リタイアするというのが昔の常識でしたが、
今では恵まれた環境などによって、
個人の努力で早々と引退することもできるので、
そういう選択肢もあるということをここで押さえておきましょう。

テイク

テイク 定年まで働き続けるという常識が変わりつつありますね。

    1. ファイヤーは誰でも目指すことが可能な概念として注目
    2. リタイア後は投資収益を得ることで、経済的自立を目指す
    3. 定年を待たずとも、早々とリタイヤすることも可能
  1. どんな人達がファイヤーを実現している?
    1. 日本でもファイヤーを達成している人がいる
    2. 7,000万円の資産から得られる年間の投資収益は?
    3. 仕事を辞めて引退するという強い目標が必要
    4. ファイヤーを達成している人が増えている
  2. ファイヤーを達成するための3ステップとは?
    1. 【ステップ1】リタイア後の生活費を決める
      1. 何円貯めればリタイヤできるのか?
      2. 資産の引き出し「4%ルール」とは?
      3. 引退後の生活費を抑えれば、ファイヤーは達成しやすくなる
    2. 【ステップ2】4%ルールを理解して目標貯蓄額を決める
      1. 貯蓄額の目安は年間生活費の25倍
      2. 貯めたお金がなくならない「4%ルール」とは?
      3. 「4%ルール」はトリニティスタディという有名な研究結果
      4. 30年経っても95%以上の確率で残高が残っている
      5. 世界中でFIREムーブメントが起こっている
    3. 【ステップ3】POTスコアの高い職に就いて、支出を徹底的に減らす
      1. POTスコアが高い職種は?
      2. 医者や弁護士のPOTスコアは?
      3. ファイヤーを達成したいなら、POTスコアのいい職業に就くべき
      4. やりたい仕事は、ファイヤーを達成してからやればいい
      5. 自分の職業や業界のPOTスコアを調べよう
  3. 「サイドファイヤー」という選択肢
    1. もっと貯蓄額が少なくても済む「サイドファイヤー」とは?
    2. サイドファイヤーの究極のメリット
    3. 少し働けば、サイドファイヤーは達成できる
    4. まったく働きたくないひとは、地理的アービトラージという選択
    5. サイドファイヤーを実現する方法は2つ
  4. 【まとめ】ファイヤーは誰でも目指すことが可能だが、サイドファイヤーの選択肢もある

どんな人達がファイヤーを実現している?

「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」の著者は、
プログラマーという職業で高い給料をもらい、
しっかりと貯蓄をすることによって、若干31歳でファイヤーを達成しました。

しかも幼い頃は貧困家庭だったようです。

それでも、宝くじに当たったわけでもなく、投資で大きく儲けたわけでもなく、
もともと財産があったわけでもなく、
普通に私達と同じように働いて給料をもらって、
それを貯めることで31歳の若さにして引退することができたんです。

日本でもファイヤーを達成している人がいる

さらに日本でも、このファイヤーを達成している人たちが現れ始めています。

三菱サラリーマンという方をご存知でしょうか?

彼は30歳で約7,000万円を貯めて、30歳の若さでファイヤーを達成しました。

もちろん三菱に勤めているわけですから給料が高いという前提はあるんですが、
彼がやったことは別に誰でもできることです。

普通に会社から給料をもらって、倹約生活を徹底し、
そのほとんどを貯蓄して、貯蓄したお金を安全な投資に回すというだけです。

これをコツコツ10年ほどやることにより、
約7千万円という資産を築きました。

7,000万円の資産から得られる年間の投資収益は?

この7,000万円の資産を安全に3%~4%程度の年利で運用すると、
年に250万円程度の投資からの収入が得られます。

この元本7,000万円が打ち出の小槌(こづち)となって、
7,000万円の元本を一切減らすことなく、
250万円が毎年毎年、収入として得られるようになります。

テイク

テイク 打ち出の小槌(こづち)って、すごくいい響きですね~

仕事を辞めて引退するという強い目標が必要

いかがでしょうか?

7,000万円を貯めるというのは無理だ、と思うかもしれませんが、
三菱サラリーマンさんは働き始めた時からお金を貯めて、
さっさと引退するという強い意志を持ち、
このような生活を継続して、実際にファイヤーを達成したんです。

あなたが大きな貯蓄を作るのが無理だと感じるのは、
それが非現実的に感じられているからでしょう。

しかし、さっさと仕事を辞めて引退するという強い目標ができれば、
収入をアップしようという気にもなるし、
しっかりと貯蓄しようという気にもなるでしょう。

ファイヤーを達成している人が増えている

そして前述の本の著者や三菱サラリーマンだけではなく、
日本でも世界でもどんどんこのファイヤーを達成して、
悠々自適な人生を送ろうと考え、実際に達成する人が増えているそうです。

私たちにできないということはないんです。
問題はやるかどうか、そして正しくファイヤーに至るための道筋を描けているかどうかです。

テイク

テイク 第2、第3の三菱サラリーマンを目指していきましょう!

ファイヤーを達成するための3ステップとは?

では、「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」
に書かれているファイヤーを達成するための3ステップについて、解説していきます。 ステップ1 リタイア後の生活費を決める
ステップ2 4%ルールを理解して目標貯蓄額を決める
ステップ3 POTスコアの高い職に就き、徹底的に支出を減らす

では、それぞれについて具体的に解説していきます。

【ステップ1】リタイア後の生活費を決める

まずはあなたが会社を辞めた後に生きていくのに
どれだけの生活費が必要かということを考えていきましょう。

当たり前ですが、ファイヤーとは貯蓄を作って、
その貯蓄を安全に投資して、その投資利益で生活することを目指すものですから、
リタイア後の生活費が高ければ高いほど貯めなければいけない額は高くなります。

逆にリタイア後の生活費を低く抑えることができれば、貯める金額は少なくて済みます。

テイク

テイク まずは、リアイア後に必要な生活費を決めましょう。

何円貯めればリタイヤできるのか?

ですから、一口にリタイヤと言っても、
何円貯めればリタイアできるかというのは、
みんなに共通の具体的な金額があるわけではないのです。

リタイヤ後のあなたの生活によって、
何円貯めればリタイヤできるかというのが決まります。

家族がいて子供もいるから、少なくとも年600万円は必要であるという人や、
日本を脱出して物価の安い地域で暮らすから、年間100万円で生きていける、
という人もいるかもしれません。

または贅沢して暮らしたいから、1億円は欲しいという人もいるでしょう。

リタイア後の生活によって、貯めなければならない額は大きく変わってきます。

しかし、ファイヤーを目指す人は基本的に、
リタイア後の生活費は低く抑えるということが前提になっています。

資産の引き出し「4%ルール」とは?

ファイヤーでは後述する4%ルールというものに従って、
貯蓄額の4%は毎年投資からの収入として得られるとして考えます。

つまり、あなたが5千万円の貯金があれば、
それの4%、つまり年に200万円は投資の利益で、あなたが寝ていてもゲットできるという計算に基づいています。 そのため、あなたが生活費を低く抑えて年に200万円あれば生きていける、
という状況を作ることができれば、
5千万円貯めることができれば、あなたはファイヤー達成です。

引退後の生活費を抑えれば、ファイヤーは達成しやすくなる

しかし、年に600万円必要となってしまうと、
この600万円を投資元本の4%としてゲットするには、
1億5千万円貯めなければならなくなります。

1億5千万円と言われると気が遠くなりそうですが、
5千万円と言われると、死ぬ気で頑張ればなんとか達成できる気がしてきませんか?

とにかく、ファイヤーのステップ1でやることは、
引退後の生活費を大まかに決めるということです。

そして、その生活費は低ければ低いほど、
ファイヤーを達成しやすいということを覚えておきましょう。

テイク

テイク ファイヤーを達成するには、生活費を高く設定し過ぎないことが大事です。

【ステップ2】4%ルールを理解して目標貯蓄額を決める

【ステップ1】でリタイア後の生活費を決めました。

その生活費によって、いくら貯めれば良いのか変わります。

具体的には、貯蓄額の目安は年間生活費の25倍の金額です。

貯蓄額の目安は年間生活費の25倍

早期リタイアのために必要な貯蓄額として、
ファイヤー実践者の間で一つの定番となっているのが、
この年間支出の25倍という数字です。

これは年齢にかかわらず共通の指標です。 つまり、年間の生活費が200万円の人なら、
その25倍となる5千万円を貯めればファイヤー達成です。

年間の生活費が600万円の人なら、
その25倍となる1億5千万円を貯めればファイヤー達成です。

ここである疑問がでてくると思います。

25年分の生活費しか貯蓄していないので、
25年間の生活費しかカバーできないはず。

そして25年が過ぎたら、貯めたお金が全部なくなって、
結局また働かなくてはいけないのではないか?

この疑問への答えは、
25年分の生活費を貯めることが出来れば、一生働かなくても大丈夫」となります。

なぜかというと、
このファイヤーの25年分の貯蓄額は「投資元本」だからです。

この「投資元本」から利益を出していき、
ここからの収益だけで、ずっと働かなくても暮らしていくことができます。

では、どのようにしてこの「投資元本」から利益を出していくのか?

その具体的な方法である「4%ルール」というものについて説明します。

テイク

テイク この「4%ルール」はすごく大事ですので、しっかり理解しましょう。

貯めたお金がなくならない「4%ルール」とは?

貯めたお金をインデックスファンドなどの安全な投資に回せば、
大体年間に平均で4%ずつ貯めたお金が増えます。

毎年この増えた4%分を取り崩して生活費として使えば、
理論上は資産は全く減らないということになります。

例えば、あなたが今5千万円を持っていて、
これをインデックスファンドなどの安全な投資で運用した場合、
それは平均的に毎年4%ずつ増えていきます。

だから今年5千万円だった貯蓄額が、
来年は4%分が増えて、5,200万円になります。

そしてこの増えた200万円を生活費として使えば、元々の5千万円は減りません。

これが毎年繰り返されます。

翌年も4%分が増えて、また5,200万円になります。
しすてまた生活費として200万円を引き出して使うので、
貯蓄額はまた5千万円になります。

これを延々と繰り返していけば、理論上は資産はまったく減りません。

テイク

テイク これが「打ち出の小槌(こづち)」と言われる理由ですね。

つまり、あなたは200万円の生活費で生活できるなら、
一生働く必要がないということです。

「4%ルール」はトリニティスタディという有名な研究結果

ちょっと信用できないような話に聞こえてしまうかもしれませんが、
これは研究結果として発表されています。

1998年にアメリカのトリニティ大学の教授3人が、
トリニティスタディという研究で次のような答えを導き出しました。

1926年から1995年の70年間を対象期間として、
株式50%・債権50%の組み合わせで資産を持ち、毎年4%取り崩すとすると、
30年後に資産が残っている確率は96%である。
資産残高は中央値ベースで、8倍に成長している。

テイク

テイク 毎年4%を取り崩しながらも、資産残高が8倍になる可能性があるってスゴイことですよね。

例えば3,000万円の貯蓄額で仕事から引退し、
毎年4%となる120万円を取り崩し続けると、

30年後には残高が8倍の2億4,000万円に増えているということです。

30年経っても95%以上の確率で残高が残っている

つまり25年で資産が尽きて0になるどころか、
30年経っても95%以上の確率で残高が残っている

しかも残っている資産残高は、中央値ベースでなんと8倍に成長して、
30年後には残高が8倍の2億4,000万円に増えているということです。

これは中央値のシナリオなので、
別にこれは一番良かったシナリオではありません。

実際に過去のデータを調べてみると、
そういう結果になっていたという事実なのです。

これは少し前の研究結果にはなりますが、
現在でも当てはまるということが分かっています。

要するに、資産の4%以内で毎年生活する限り、
あなたの元々の貯金額は一切減らないということです。

もちろん100%というわけではありません。
過去の結果を見る限りはこの理論が成り立ち、
これからも成り立つ可能性が高いということです。

世界中でFIREムーブメントが起こっている

だからこそ世界中で、FIREムーブメントが起こって、
様々な人達がこの4%ルールに従って、貯蓄をして実際に毎年4%以上のリターンを受け取っているのです。

まずはこの4%ルールに従って、
一体いくら貯めればよいのかという目標貯蓄額を決めるのです。

年間の生活費が200万円でいいのであれば、5000万円貯めれば良い、
年間の生活費が600万円必要なら、1億5千万円貯めれば良い、
このように目標貯蓄額を設定しましょう。

目標貯蓄額が設定できたら、次のステップ3に進んでいきましょう。

テイク

テイク まずは「目標貯蓄額」を設定しましょう!

【ステップ3】POTスコアの高い職に就いて、支出を徹底的に減らす

【ステップ2】で目標貯蓄額が設定できました。

次は、ファイヤーで重要な指標となるPOTスコアと、
支出を徹底的に減らすこと、について解説します。 POTスコアとはスキルを身につけるためにかかるお金と、
スキルを身につけたことで増える収入をスコアにしたものです。

職業のコスパの良さと言い換えると分かりやすいですね。

POTスコアが高い職種は?

大学の専攻を選ぶ際に、著者は自分の選択肢を数字で評価しました。

すべての大学のホームページをじっくりと読み、
それぞれの学位の取得にどの程度の金額が必要なのかを調べて、
卒業後に期待できる収入と比較したのです。

例えば著者が最も興味を持っていたのは次の3つの分野で、
それぞれのPOTスコアは以下でした。

  • ライティング POTスコア:0.2
  • 会計 POTスコア:1.83
  • コンピュータエンジニアリング POTスコア:2.81

つまり、
コンピュータエンジニアリングを学ぶことが、
一番コスパが良いということです。

このような結果から、著者はプログラマーになることにしました。

日本では学位を取得しなくてもプログラマーになれます。

教材を買ったりとか、プログラミングスクールに通ったとしても、
全部で50万円もあれば、それなりに学べるでしょう。

プログラマーの賃金はアメリカやカナダに比べると低いのですが、
それでもPOTスコアは高いポイントです。

テイク

テイク POTスコアが高い職業を選ぶのが大事です。

医者や弁護士のPOTスコアは?

では他の職業はどうでしょうか?

収入の高い職業として有名なのが、医者と弁護士かと思います。

しかし、この医者と弁護士という職業はPOTスコアが1.0前後しかありません。

これはプログラマーの1/3程度となります。

確かに医者や弁護士になるためには6年生の大学に通ったり、
卒業後も試験勉強をしなければいけません。

たった半年程度で職を得られるプログラマーに比べると、
はるかに多くの授業料が必要となります。

これらのことを総合的に考えて、
著者は最もコスパの良いプログラマーを選択しました。

ファイヤーを達成したいなら、POTスコアのいい職業に就くべき

早くお金を貯めて、早くリタイヤを達成したいのなら、
コスパの良い職業に就かなければならないということです。

世間では好きなことを仕事にしろとか、
自分の情熱に従って職業を選べと言われますが、
著者はできるだけ早くファイヤーを達成したいのなら、
自らの情熱には従うなと言っています。

心から好きなことをすればお金は後からついてくると期待するのは危険で、
まずはお金を追いかければ、好きなことはその後でもいくらでもできると言っています。

そして全ての学位が平等なわけではないということです。

ファイヤーするまでは、自らの情熱に従ってはいけないということですね。

まずはPOTスコアに従いましょう。
ファイヤーを達成した後にいくらでも好きなことをすればいいのです。

やりたい仕事は、ファイヤーを達成してからやればいい

実際に著者は作家になりたかったそうですが、
ファイヤーを達成した後に働かなくてもよくなり、
たっぷりと時間が取れたので、作家という夢を追求した結果、
見事作家になれました。

正直この辺の考え方については人それぞれだと思います。

著書ではできるだけ早くファイヤーを達成するための方法論という観点で書かれていますので、
そのためには、まずはコスパの良い職業を選んで、
さっさとお金を貯めて引退し、その後で好きなことをやりましょう、
と言っています。

しかし、自分は好きな仕事をした方がいい、
という人は最初から好きな仕事を選んでも良いと思います。

それはあなたの人生のプランによって変わってくることだと思います。

テイク

テイク ファイヤーを達成すれば、あとはやりたいことを好きなだけできます!

自分の職業や業界のPOTスコアを調べよう

もしあなたがファイヤーを目指したいと言うならば、
自分の職業や業界のコスパをしっかりと調べましょう

例えば10年先に自分の上司の給料はどうなっているのか?

それを調べるだけでも自分がこの先10年働けば、
どれぐらいの給料がもらえるかということがわかります。

さらに自分の業界は、お金回りがいいのかどうか、
ということも非常に重要です。

今の時代は、金回りが良いのはやはりIT分野で、
プログラマーになるのは、やはりコスパが良いと言えるでしょう。

このようにしてコスパの良い職業につけば、
あとは支出を減らして貯蓄するだけです。

コスパの良い職業につければ給料が高いので、
後はできるだけ無駄遣いをせずに貯蓄することができれば、
ファイヤーへの第一歩をあなたは踏み出したことになります。 【ファイヤーを達成するための3ステップ】
ステップ1 リタイア後の生活費を決める
ステップ2 4%ルールを理解して目標貯蓄額を決める
ステップ3 POTスコアの高い職に就き、徹底的に支出を減らす

「サイドファイヤー」という選択肢

ファイヤーの3ステップは理解できたけど、
いまの自分はプログラマーのような高給取りではないし、給料もそこそこなので、
そんなに貯蓄できる状況ではないといった方もいるかと思います。

そのようなひと向けに、
もっと貯蓄額が少なくても済む「サイドファイヤー」という考え方を解説していきます。

もっと貯蓄額が少なくても済む「サイドファイヤー」とは?

サイドファイヤーとは、
完全に仕事から引退するのではなく、フルタイムの仕事は辞めている状態だけど、
副業などで週に3~4日ほど働いて少し収入を確保し、
この収入と資産から入ってくる収入を合わせて生活するというスタイルです。

例えばあなたの年間の必要な生活費が200万円だとしましょう。
この200万円を全て資産収入からゲットしようと思えば、
4%ルールに従えば5千万円の貯蓄が必要でしたが、
5千万円を貯めるのは難しいですよね。

しかし、副業やアルバイトなどで年に100万円程度を稼ぐことができれば、
資産収入の100万円と合わせれば年間200万円の生活費を補えます。

このようにサイドファイヤーとは資産収入からある程度の収入を確保しつつ、
あとは自分の好きな時に少し働いて、生活費を稼ごうというものです。

ファイヤーは生活費が完全に資産からの収入で補えるので「完全なリタイヤ」ですが、
このサイトファイヤーは、それに対して「半分リタイヤ」しているといったイメージですね。

テイク

テイク ファイヤーは無理でも、「サイドファイヤー」なら実現できそうですよね。

サイドファイヤーの究極のメリット

このサイドファイヤーの究極のメリットは、
必要な貯蓄額がファイヤーに比べて少なく済むということです。

例えば、年間200万円の生活費が必要で、
資産所得から100万円、副業やアルバイトなどで100万円を稼げば、
必要な資産は4%ルールに従えば2500万円ということになります。

貯めた2500万円の資産から100万円の収入を得つつ
あとは適当に副業やアルバイトなどをして、100万円手に入れるという方法です。

これはかなり現実的な考え方だと思います。

少し働けば、サイドファイヤーは達成できる

毎日会社に行く正社員は辞めたいけど、
たまに好きな仕事ぐらいで働くならいい、という人はかなり多いと思います。

例えば今ならたまに動画編集を家でやって稼いだり、何かアルバイトするぐらいなら、
別に構わないという人は結構いると思います。

今はリモートで仕事が出来る環境がかなり整ってきたので、
たまにネットで仕事を受けて、週に3日ぐらいなら働いてもいい、
という人はけっこう多いのではないでしょうか?

このように、少し働くことを視野に入れれば、
必要な貯蓄額は大幅に下がるので、実現可能性も大幅にアップしてきます。

自分がやっていて、まったく苦にならない副業などで、
足りない生活費を補えばいいわけなんですね。

テイク

テイク 少しだけ働いて、あとは自由っていいですよね~

まったく働きたくないひとは、地理的アービトラージという選択

もし、自分はまったく働きたくない!でも5,000万円ものお金を貯めるのは厳しい、
という人は「地理的アービトラージ」という方法もあります。 地理的アービトラージとは、
簡単に言うと物価の差を利用して早くファイヤーを達成しようというものです。

物価の安い国でリタイア後の生活を送れば、
必要な貯蓄額を大きく減らすことができます。

海外のビーチでゆっくりとくつろぐ、
そんな生活を魅力だと感じるあなたには、地理的アービトラージはよい選択肢かもしれません。

東南アジアは、まだまだ日本よりも物価が低いので、
ある程度のお金を貯めて東南アジアに移住すれば、
日本で暮らすよりも圧倒的に貯蓄しなければならない額が減ります。

必要な生活費が少なくなるので、
早めにファイヤーを達成できるということです。

これは海外に住むのが好きだったり、
別に将来は海外に住んでもいい、思っている人にとっては、
かなり強力な方法だと思います。

テイク

テイク 好きなところに住めて、生活費も抑えられるって最高です。

サイドファイヤーを実現する方法は2つ

  • 少しだけ働くサイドファイヤー
  • 物価の安い海外に移住するという地理的アービトラージ

今の収入は平均的なレベルで、大きな額の貯蓄はできそうにない、
それでもできるだけ早くファイヤーを達成する方法はこの2つです。

【まとめ】ファイヤーは誰でも目指すことが可能だが、サイドファイヤーの選択肢もある

次の3つのポイントを解説しました。 ポイント1 ファイヤーとは何かという概念
ポイント2 ファイヤーを達成するための具体的なステップ
ポイント3 もっと早く引退する方法をサイドファイヤー

いままでファイヤーという概念を知らなかった人にとっては、
非常に魅力的な内容だったのではないでしょうか?

今回この記事を読んで、自分もファイヤーを達成したいと思った方は、
「ファイヤーを達成するための3ステップ」を着実に進めてください。

もっと早くファイヤーを達成したいとか、
自分の今の収入はあまり高くないから貯蓄するのがなかなか難しいという人は、
「サイドファイヤー」や「物価の安い海外に移住する」
という選択肢も考えてみましょう。

このファイヤーという考え方は実に魅力的だと思います。

働かなくても生きていける
誰もがそんな生活を望んでいるはずです。

現代は恵まれていて豊かな社会ですから、
考え方と工夫次第で、凡人でもファイヤーを達成することができます。

あなたがもし本気でファイヤーを達成したいと願うなら、
ファイヤーに向けて早速行動してみましょう。

タイトルとURLをコピーしました